ある日の給食室で…

朝、給食室の調理台の上に山のように並んだ野菜、人参・玉ねぎ・じゃがいも・インゲン・きゅうり・ほうれん草、それにきのことわかめ、お肉。
これが今日の給食の材料。
調理担当の菱谷さんと森さんの二人が手際よく洗って刻んでいきます。煮物や汁物の野菜は大鍋に、離乳食用は小鍋に入れていきます。
桑の実の給食は幼児食(すみれ組以上)と移行食(つくし組)、離乳食(のいちご組)と三種類用意するので、しかもそれを時間に間に合うように作り上げないといけないので、段取りを考えテキパキと進めていきます。
しばらくすると各クラスの担任が人数報告にやってきます。れんげつめくさ組は当番の子が人数を数え、言いに来ます。
散歩に出る前にトイレに来た子が給食室をのぞいて「きょうのきゅうしょくなあに?」と聞いてきます。時々、「おやつなあに?」とおやつのことを聞きに来る子がいて笑ってしまいますが、菱谷さんも森さんも一人一人に優しく答えています。
つくし組の子供たちは部屋を出て二人の姿を見つけると「バイバイ」「いってくるねー」とニコニコ手を振っていきます。「いってらっしゃい」「気をつけてねー」と二人も声をかけてくれます。
三個あるレンジ代全てにお鍋がかかり、魚や肉を焼くガスオーブンにも火が入ると給食室はもう蒸し風呂状態。でもまだまだ休めません。時計を見ながら、味付け、離乳食の盛り付け、食器の準備など、最後の仕上げに取り掛かります。
給食室の周りには給食のい〜いにおいがしてきて「きょうのきゅうしょくなんだろ」「きょうはね、おさかな」「なっとうごはんだよ」朝から献立表を楽しみに見てくる子もいて献立の話になり、たくさん遊んだ子供たちはお腹がペコペコです。
11時にはのいちご組、その後少しずつ時間をずらしてクラスごとにおかず、ご飯、おつゆを盛り付け、担当がそれぞれのテーブルに運びます。
すぐに「いただきまーす」の元気な声が聞こえてきて、おしゃべりの声は急に消えてしまうのです(食べている時はとても静か)。簡単な片づけを済ませ、やっと菱谷さんも森さんもホールの給食のテーブルに着くことができました。”いただきまーす””ごくろうさま!” 子供たちは給食をお腹いっぱい食べて大満足。

「保育園の給食食べているから家では…」。忙しい時は朝食や夕食を簡単にしてしまうこともあるかもしれません。でも子供の生活は朝昼晩とつながっているのです。家庭での食事を見直してみませんか?特に朝ご飯。クリームやチョコのパンよりごはん。主食だけでなく、野菜や果物を添えて。